こんにちは!制作ディレクターのくらゆーです。
オンライン配信がますます主流となる昨今、配信の演出や企業ブランディングを強化するために、ちょっとした動画を活用するニーズが高まっています。待機画面、オープニング、幕間(まくあい)、コーナー開始、エンディングなど、さまざまなシーンで動画を使用し、視聴者の興味を引きつける工夫が求められています。
朝の情報番組やニュース番組で見かけるような、数秒間のアニメーションや番組ロゴの挿入も、視聴者の印象を強化し、コンテンツの印象を深めるための手法のひとつです。
僕自身も、仕事や趣味で動画編集を行うことがありますが、その際に活用するのがテンプレートサイト。プロ仕様のデザインやエフェクトを簡単に導入できるため、手軽に高品質な動画を制作できます。
今回は、私が実際に利用してみて、おすすめできるテンプレートサイトをいくつかご紹介します。企業ブランディングにこだわり、視聴者に強烈な印象を与える動画を制作するためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
【動画テンプレートとは】
動画テンプレートとは、簡単に言うと、完成された動画の雛形です。例えば、オープニングやエンディング、プロモーション、背景やトランジションなどのテンプレートがあります。
【動画テンプレートの目的と利点】
いまや動画制作はビジネスの一部として不可欠なものになっています。しかし、動画制作には専門知識や技術が必要であり、手軽に高品質な動画を制作することは容易ではありません。そこで、動画テンプレートが注目されています。
1.タイムパフォーマンスが高い
動画テンプレートは、時間や手間をかけずにプロフェッショナルな動画を作成するために役立つツールです。動画テンプレートを使用することで、デザインやエフェクトなどの細かい作業を最初から組み立てる必要がなく、手軽に高品質な動画を作成することができます。テンプレートにはデザインやエフェクトがすべて組み込まれており、自分でゼロから考える必要がないため、時間と手間を節約できます。
2.初心者でもプロにようなデザインが可能
初心者でも簡単に扱えるため、動画編集に慣れていない人でも簡単に高品質な動画を作成することができます。テンプレートに従って操作するだけで、完成度の高い動画を作り上げることができるのです。そのため、個人や企業が自社のブランドや商品を宣伝する際に、動画テンプレートは有用なツールとなります。
3.自社での動画編集がしやすくなる
動画テンプレートを使った動画制作は、企業内でも可能です。社内で動画制作を行う場合、動画制作の専門知識や技術を持ったスタッフを雇う必要がありますが、動画テンプレートを使用すれば、簡単に高品質な動画を制作することができます。そのため、社内での動画制作を増やしていくことができるでしょう。
4.動画編集トレーニングに最適
動画テンプレートは、編集のトレーニングに最適なツールでもあります。テンプレートサイトで配布されている動画編集ソフトは、Adobe PremierePro や AfterEffect 、DaVinciresolve など、すべて一流のもの。そのため、細かい設定や編集が可能で、一から自分で制作するよりも、より高度な技術を習得することができます。
白紙の状態から完成形まで仕上げるためには、ボタンやエフェクトの種類を調べたり、細かい作業に時間をかける必要がありますが、テンプレートは、最初から完成されたプロジェクトファイルを操作することができます。エフェクトやタイムラインを分解しながら勉強することで、より効率的に技術を習得することができます。
動画編集に限らずですが、人が作ったものを分解する行為はとても学びがあります。テンプレートを使用することで、プロフェッショナルな動画を制作するだけでなく、編集技術を習得することができるのです。是非、動画制作において、動画テンプレートを活用してみてください。
動画テンプレートには、以下のような種類があります。
1.オープニング
動画の冒頭で使用するテンプレートで、会社や商品名を紹介するためのロゴやタイトルが表示されることが多いです。オープニングは、視聴者の注意を引きつける重要な役割を果たします。そのため、オープニングには、企業のイメージに合ったデザインやエフェクトを使用することが必要です。また、オープニングの長さも重要で、長すぎると視聴者が退屈してしまいます。適切な長さを意識し、オープニングを効果的に活用しましょう。
2.エンディング
動画の終わりに使用するテンプレートで、企業や個人の連絡先情報などが表示されることが多いです。エンディングは、動画の最後の印象を決定付けるため、非常に重要な役割を果たします。視聴者が動画を最後まで見るきっかけとなり、次に続く動画を見るきっかけにもなります。そのため、エンディングには、視聴者に興味を持たせるデザインや、簡潔かつ分かりやすい連絡先情報を盛り込むことが必要です。
3.プロモーション
商品やサービスの宣伝のために使用するテンプレートで、商品やサービスの特徴をアピールする動画が作成できます。プロモーションは、視聴者に商品やサービスを魅力的に見せるための重要なツールです。そのため、プロモーションには、商品やサービスの特徴を分かりやすく伝えるデザインやエフェクトを使用することが必要です。また、視聴者の興味を引くようなストーリー展開を盛り込むことも効果的です。
4.背景やトランジション
動画の背景やシーンの移り変わりを演出するために使用するテンプレートで、背景色やトランジションの種類などが選択できます。背景やトランジションは、動画のイメージを形成するために非常に重要な役割を果たします。特に、トランジションは、シーンの切り替えを滑らかにすることで、動画の品質を向上させることができます。トランジションの種類には、カット、フェードイン・アウト、スライド、ズームなど様々なものがあります。適切なトランジションを使用することで、動画の雰囲気を効果的に表現することができます。
【テンプレートを使う際の注意点】
動画テンプレートを使用する際には、以下のような注意点があります。
1.著作権に関する注意
最初に挙げられるのは、著作権に関する注意です。テンプレートの著作権については、利用規約を細かく確認することが大切です。商用利用が禁止されている場合もあるため、確認を怠らずに取り組むようにしましょう。
2.カスタマイズの範囲
テンプレートを使用する際には、カスタマイズの範囲にも注意が必要です。テンプレートによっては、カスタマイズできる範囲が限定されている場合があります。そのため、テンプレートを利用する前に、必ずカスタマイズの範囲を確認しましょう。必要な修正ができない場合は、他のテンプレートを探す必要があるかもしれません。
3.対応ソフトウェア
動画テンプレートは、対応している動画編集ソフトが複数種類あります。探していいなと思ったテンプレートがうっかり使用している動画編集ソフトと異なるということもありますのでテンプレートに対応しているかを確認することも、大切なポイントです。しっかりと確認してからテンプレートを使用することで、スムーズな編集作業が可能になります。
【おすすめの動画テンプレート】
1.Motion Array(無料、有料)
Motion Arrayは、豊富な種類のテンプレートを提供するサイトです。オープニングやエンディング、トランジションなど多彩な種類があります。有料プランに加入すると、かなり多くのテンプレートが利用できますが、無料プランでも豊富に用意されています。
利用方法は簡単で、メールアドレスを登録するのみ!そしてダウンロードしたテンプレートを動画編集ソフトにインポートするだけです。テンプレートに従って操作すれば、簡単に高品質な動画を作成することができます。
また、ある程度編集ソフトが操作できる方であればテンプレートで組み込まれているテキストや写真・動画以外にもアニメーションや色をカスタマイズして独自に編集を加えていくことも可能です。
僕はここのサイト結構多用してます。特にAfterEffectの素材は他のサイトのものよりカスタマイズしやすいので個人的には初めてテンプレサイトに手を出して動画編集始めようかなって方はここのサイトおすすめです。
▼無料アカウントでもたくさんダウンロードできるのでオススメ
2.MotionElements(月額会費、有料)
MotionElementsは、月額会費を支払うことで、豊富な種類のテンプレートが利用できるサイトです。オープニングやエンディング、トランジションなど多彩な種類があります。また、動画編集ソフトもPremierePro、AfterEffect、FinalCutPro、Da Vinci Resolveなど主要なソフトは網羅されておりテンプレートがそれぞれ豊富に揃っているので月額会費制になればコスパは相当高く使い倒せるサイトだと思います。
利用方法はMotion Arrayと同様で、登録後にダウンロードしたテンプレートを動画編集ソフトウェアにインポートして、テンプレートに従って操作するだけです。
作品の品質が高い MotionElementsは、世界中の制作者から成るコミュニティから様々なコンテンツを収集しています。そのため、動画素材、音楽、グラフィックスなどの作品の品質が高く、クオリティの高いコンテンツをリーズナブルな価格で入手することができます。
ユーザーフレンドリーな検索機能 MotionElementsの検索機能は、利用者が目的のコンテンツを素早く見つけることができるように最適化されています。検索結果は、関連性や人気度に基づいて並べられ、利用者はスタイルやカテゴリー、解像度、ファイル形式、長さなどの検索条件で絞り込むことができます。
また、様々なプランとライセンス MotionElementsでは、個人用、商用用など、利用目的に合わせた多様なライセンスを提供しています。また、利用者は、月額会費制にすることで、コンテンツをよりリーズナブルにダウンロードすることができます。
MotionElementsは、動画やグラフィックスなどのテンプレートを提供していますが、それらは高いカスタマイズ性を持っています。自分のプロジェクトに合わせてテンプレートをカスタマイズし、より個性的な作品を制作することができます。
動画テンプレももちろんですが、BGMや効果音もものすごい量入ってますので、仕事で音を利用するのにこのサイトは非常に重宝します。
3.Rocketstock(無料)
Rocketstockは、豊富な種類のテンプレートを提供するサイトで、無料で利用できます。オープニングやエンディング、トランジションなど多彩な種類があります。
利用方法もMotion ArrayやMotionElementsと同様で、ダウンロードしたテンプレートを動画編集ソフトウェアにインポートして、テンプレートに従って操作するだけです。
サイトのトップページに行けば、有料のものも購入できますので選択肢を増やしたいい場合は有料もありですね。
4.Mixkit(無料)
Mixkitは、無料で利用できる多彩な種類のテンプレートを提供するサイトです。オープニングやエンディング、トランジションなどがあります。
利用方法も、Motion ArrayやMotionElements、Rocketstockと同様です。ダウンロードしたテンプレートを動画編集ソフトウェアにインポートして、テンプレートに従って操作するだけです。
▼冒頭でもお見せしましたこちらの動画、実はこのサイトのテンプレで作成したのです。
▼これです。
【まとめ】
動画テンプレートを利用することで、時短効果が期待できるだけでなく、プロが作るようなデザインを手軽に実現することができます。ただし、テンプレートを使用する際には、著作権に関する注意やカスタマイズの範囲について確認する必要があります。
この記事では動画編集に必要なテンプレートを提供するおすすめサイトを4つ紹介しました。テンプレートサイトにはさまざまな種類のテンプレートが揃っており、無料版と有料版があります。有料版では、より高品質なテンプレートを利用することができます。
簡単に使えるテンプレートを活用することで、初心者でも簡単に高品質な動画を制作することができます。配信の演出や企業ブランディングを強化するために、さまざまなシーンで動画を活用していきましょう。
以上が、動画テンプレートについてとおすすめのサイトの紹介でした。動画制作には、高い技術や知識が必要とされるイメージがありますが、今回紹介したようなツールを活用することで、初心者でも簡単に高品質な動画を制作することができます。是非、今回の情報を参考にして、自分だけの動画を制作してみてください!
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