深追い/横山秀夫

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小説レビュー
『深追い』横山秀夫
新潮文庫

あらすじ

不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。

鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長…。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。

その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。

骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集―。

(BOOKデータベースより引用)

感想

これ、本の帯と裏表紙のあらすじ読んで読みたくなりましたが、短編集とは途中で気づきました(笑)

裏表紙よく見たら「小説“集”」って書いてましたね。

そうとは知らず読みだしたので、ちょっとどこか腑抜けした感を自分の中に感じてしまいました。

7つの話が進みにつれてまとまって、いや、まとまらなくてもいいけど話同士に関連性が出てくれば最後までワクワクして読む面白さを味わえたと思います。

警察モノの小説ということもあり、どこかそういうことを期待していたのかもしれません。

どの話も主役は警察。

しかし警察官も人の子。人間のちょっとした葛藤や弱さを垣間見れるような短編の作品集になっています。

感想が少々塩コメントになりましたが、最初のお話、この本のタイトルでもある「深追い」はちょっとしたミステリーで面白かったです。

これを長編にしたらいいのに…と共感できる人がもしかしたらいるかもしれませんね。

コメント

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