リバース/湊かなえ

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小説レビュー
『リバース』湊かなえ
講談社文庫

あらすじ

深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある“クローバー・コーヒー”に通うことが唯一の楽しみだ。

そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。

ある日、彼女のもとへ『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。

深瀬は懊悩する。遂にあのことを打ち明ける時がきたのか―と。

(BOOKデータベースより引用)

感想

読者に嫌な気分を残して終わるミステリーを「イヤミス」と言うのを初めて知りました(笑)

僕の中で湊かなえさんの作品と言えば「告白」の映画が強烈だった印象です。邦画はあんまり見ないのですが、たまたま手にとってみて衝撃を受けましたね。

まぁ原作の小説は読んでないのですが。。

さてさて、この「リバース」は「イヤミス」なのでしょうか?それは最後まで読まないとわかりません。

「あ~ぁ…、、。」と、、なぜか読んだだけなのに自分自身が罪悪感に駆られてしまうような、そんなオチだったことはネタバレでもなんでもなく言えますね。

罪の意識に悩まされる主人公の深瀬にどっぷり入り込んでしまうこと間違いないですね。ていうか、どっぷり浸からないと損します!

この作品も映像化されてるようですが、読んだ後に配役を見ると全然イメージが僕の頭の中の人物像と異なってました。

それはそれでいいので、いつか見てみたいなーって思いました。

最後に、最も印象に残ったシーンです。

「―何を謝られているのかよくわからないんですけど、教えてもらっていいですか?」

そう言葉にして伝えた。

深瀬和久

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