誘拐遊戯/知念実希人

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小説レビュー
『誘拐遊戯』知念実希人
実業之日本社文庫

あらすじ

東京・白金で暮らす女子高生が誘拐された。

身代金は5000万円。

犯人を名乗るのは、4年前の女子中学生誘拐事件の犯人「ゲームマスター」。

交渉役には元警視庁刑事・上原真悟を指名。

ゲームマスターのミッションを果たすべく、上原は池袋、豊洲、押上など、東京中を駆け回るが…。

衝撃の結末が待つ犯罪サスペンス!

(BOOKデータベースより引用)

感想

まず、この本と出会ったきっかけなんですが、Twitterで「どんでん返し系のオススメ小説ありませんか?(僕がレビューしているもの以外で)」と発信したところ、リプライくれた方がいて、それで2冊紹介してもらったうちの1冊がこれなんです。

いやーー、よかった!

設定に若干無理があるような印象を受けますが、スリル感と疾走感を充分に味わえましたので、まずサスペンスとして満足しました。

そして主人公と一緒に謎を考えていけるのもよかった。それでいて衝撃の結末になるわけです。

思い返すと終盤に伏線が明確に出ていたので、気づける人はその段階で読めてしまえるかなー。

僕にとっては意外なところでこの作品を知れたという喜びも感想に加味されているのは否めませんが、それを差し引いても存分に楽しめる作品だと思います!

最後に、もっとも印象に残った台詞です。

それについて俺は何も言えない。そもそも、俺はお前に電話をかけてもいない。……察してくれ。

近衛

是非面白いどんでん返しの小説がありましたら、教えてください!

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